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【呪術廻戦】脳裏に残るあの記憶

第3章 2.崩壊


五条目線

「ふぅ……ねぇ君?起きてる?」

「………………」
気絶、いや寝ているの方が正しいか。
良く頑張ったね。きっと初めて術式を使ったのだろう。
あの強力な術式を使ったというのに、この子の呪力は全然減っていない

調べがいがありそうだ。
報告書なんて書こうかなーーーー、、

とりあえず高専の医務室だな。
「よっ!硝子」
「やあ、おかえり悟。さっきの学生。起きてるよ。
ん?そっちも怪我人か。とりあえず寝かせてやれ。」

もちろんじゃーん!と軽々しく僕は言った。
「ねぇ、咲ちゃん。この子の事、何処まで知ってる?」





結花目線

「ん、ここは、夢か?死んだ?私」
一人淋しく呟いても辺りには何もない。

「結花。起きたのね。」

お母さん、お父さんも。やっぱここは地獄?天国?

「ねぇ、お母さん。お父さん。頑張ったよ。ずっとずっと耐えてきた」

「結花。よく聞いてね。貴方は天与呪縛という呪いがかけられているの」

へぇ、やっぱり私は呪われてたのか。
だが、そんなの感づいていた、呪いとまでは知らなかったが、普通こんなに昔の事を覚えている人はいないだろう。辛い過去なら尚更。

「貴方の天与呪縛は 記録 辛い過去も、何も忘れられない呪い。よく耐えてきたね、、、ごめんね。」

もう謝んないでよ。いいって。ここで終わりなんだから。

「結花はまだここにくるべきじゃない。」
私と同じ、赤色の瞳の母がそう言った。

「できるだけ幼かった貴方を、呪いから遠ざける為に。呪霊を見られないように工夫してきた。でもそれも効かなくなる程に、貴方の呪力量は莫大に大きくなったの。」

これからは呪いとも向き合わなければいけない。母は私にそう言った。
そして最後に、、



愛してる。見守ってるから







そう言葉を残し、私は目を覚ました

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