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【呪術廻戦】脳裏に残るあの記憶

第13章 兄弟


結花目線

「6月、8月、9月と3人とも同じ状況で死んでるんスよ」
伊地知さんとはまた別の監督、新田さんが着いてくれた

「うへぇ……」

「同じ呪霊にやられたんですか?」

私達は今、新たな任務に着いている
玄関の前で不自然に同じことを言って亡くなった3人の被害者。

また同じように亡くなってしまった方が出たので聞き込みに

「参ったッス。他の3人と同じ死に方っス」

「ありゃりゃ」「ドンマイドンマイ!この中学になんかあるって!」

と言うことで情報がまたさらに無くなったため、
さいたま市立の浦見東中に来た。

「おっ!結花達!あそこにわかりやすいのがいるわね。ぶん殴って更生させましょ!」

野薔薇は野蛮だなww
そう思ってヤンキーのほうを見てみると驚いたような顔をした

『おっ、お疲れ様です!!』

なんと、初対面でお辞儀されるなんて……そんな怖い?

「何よ分かってるじゃない。」「やっぱオーラって出るんだな」

野薔薇と悠仁が優越感に浸っていたが、それも一瞬。

「卒業ぶりですね!伏黒さん!」

『へ?』

3人で間抜けな声を出して恵を問い詰めた。
俺ら伏黒さんにボコられてますからとヤンキーが言った

「恵……やったんけ?」

「ボコッ……た」

やったんか。やったんか。そうかそうか。
と、恵をみんなで弄っていると校務員さんがきた

校務員さんも恵のことは覚えているようで、話は早かった。

八十八橋

そこは自殺の名所になっているみたいで、この中学の生徒が橋の下で倒れていて騒ぎになったらしい。


ある程度情報も聞けたので、ではと去ろうとする。

「あ、そういえば伏黒君、津美紀君は元気か…?」

思い出したように言う校務員さんの口から、夢の女の子、恵が知っている女の子の名前が出てきた

「はい」

「恵……」

違う。元気じゃない。そんな気がして言葉が詰まった

「つみきってだれ?」

「姉貴」

「はぁ!?アンタ自分のこと話さな過ぎでしょ!?」

お姉ちゃんだったんだ……だから

「大丈夫か結花。顔色悪いぞ?」

悠仁が声を掛けてきた。本当は私が顔色悪くするはずじゃないのに
津美紀さんについて全部わかる気がして怖かった

「あ、ごめ。お腹すいて酔ったかも。」

意味わからんことを吐いて私達は中学校から八十八橋に向かった
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