第1章 ▷ハジメテ_まふまふ
まふくんと私は付き合っている。
付き合い始めてもう半年
まふくんは私を大切にしてくれるけど優しすぎるせいかキスから先に進んだことがない。
それもやさしいほうのキス
お互い成人してるわけだしそーゆーことしたってなんの問題もないのに……
だから今日こそはおうちデートでそーゆーことしたい!
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ピーンポーン
まふくんの家に着いたのでチャイムを押す
相変わらず大きいマンションにオートロック完備
凄いなぁと感心していると
ガチャ
「〜!」
ドアが開いてまふくんが出てきた
『まふくん〜会いたかった!お邪魔します!』
「どうぞどうぞ〜」
『お酒買ってきた!』
「最高(*`ω´)b」
まふくんはお酒が弱いが私はそれを超える下戸だ
1缶飲み終わらずに酔ってしまう
だから2人で飲む時は度数のいちばん低いお酒
『「乾杯〜!」』
『はぁ〜美味しい!!』
「ほんとって美味しそうに飲むよね〜そゆとこ好き」
突然の好きにたじろぐ
何この彼氏 世界一なんだけど
『私だってまふくんのこと大好きですーもうほんとに好き!大好き!あーいーしーてーるっ!』
「あー酔ってるねこれは?今日は泊まるでしょ?俺のベッド使っていいよ」
『いや!一緒に寝る!』
思わず口走ってしまう
心は(あっ、やべ、、)って感じなのに頭が回らないため考えることをやめ、本音が漏れてしまう
『まふくんはやさしい!でもー私はもっと色んなことしたいの〜』
この際だ。どうとでもなれ。
「色んなことって?」
『むー、、大人のキスとか、その…え、えっちとか……』
やばいこれ口に出すのめっちゃ恥ずかしい
顔が酒と相まって真っ赤に染まる
噴火しそう……
「あーーーーーずっと我慢してたのに…」
『ふぇ?』
「俺だって男だよ?したいに決まってんじゃん。
でも嫌かなって思って」
『そ、そんなわけないよ!まふくんのこと好きだからもっとまふくんを知りたい…です』
まふくんの袖をぎゅっと握る
すると体が宙に浮いた
『きゃっ…!』
まふくんに姫抱きされる
その力は一体どこから…
「今日は寝かさないからね?」