• テキストサイズ

あなたが愛してくれたら【R18】

第31章 6月11日 達郎の店



「ふふ……でも、凄え嬉しい。 今までこっちのが甘えっぱなしだったから」

「へ?」

「何でも。 飲み過ぎた介抱でも、ベッドん中でも、明日の飯でも、小夜が頼ってくれたら滅茶苦茶嬉しい」


怜治の本当に嬉しそうな様子に小夜子が驚いた。
彼に甘えられた覚えなんか、無いんだけど。

でも、彼のこんな顔を見れるなら、私も凄く嬉しい。

達郎曰く愛したがり、らしい怜治。


等価。
その言葉が今度はすっと小夜子の中に収まった気がした。
それは彼を見詰めて、これから二人で決めていけばいいのだと。

お互いに、大事なものは同じなのだから。




/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp