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あなたが愛してくれたら【R18】

第3章 4月10日 湊のマンション


その日は夜更け過ぎに雨がパラつき、薄いカーテン越しに窓を叩いた。

そのせいで、自宅で寝入る直前に一希は小夜子を想う。
雨の匂い、ね。

感受性の高い彼女らしい。


『先約があるから』


マメな質ではないから、他の男となんて無いんだろうが、せめてもう少し親密な関係になれたら。


そんな事を考えていて結局、夜半過ぎまで寝付けなかった。




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