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あなたが愛してくれたら【R18】

第2章 4月5日 高階家


両脚が、怜治の腰にきつく絡まる。
きゅん、きゅ、と催促をするかの様に強請る紀佳の中。
あの女の中はこれよりも窮屈で複雑だったような気がする。


『怜治くん。 女って、花みたいなもの』


そんなことを昔紀佳が言ってた。

急いて吐き出したくなる精を堪え、更に蜜を掻き出す為にわざと角度をずらす。
こうやってやると、紀佳は切なげに小さく呻きしがみついてくる。

確かにな。つい声に出してしまった怜治を紀佳が薄目を開けて見詰めてくる。



そういや、もうじきに桜も散る頃だ。

そんな思考も隅に追いやられ、怜治は紀佳に沈み、溺れていく。



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