第18章 5月20日 社内、蕎麦屋
武井に向かって小夜子が屈んだ時に、肩から背中に沿って下着の線が盛り上がったブラウスの生地とか、キッチリボタンが留められた胸元が緩んで、覗いた白い肌とか。
ああいうのを見せられると、やはり目が吸い込まれる辺りは雄のサガなんだろう。
最初に彼女としたのはもうおぼろ気だけど、たまに自分でする時にその記憶をたぐり寄せた。
その時と、さっきの彼女がリンクした。
膝下のタイトスカートの後ろのスリット。
手で割って上へと登っていく。
行き止まりで弄ると、小夜子の息が早く浅くなる。
あの時の、彼女のキツかった入口は抜く度にまたすぐに窄まろうとして、薄くて、赤く色付いた粘膜が自分にまとわりついてきてた。
それらをまた押し潰してこじ開けると、苦痛とも快楽とも取れる声が彼女の喉から漏れる。
合わさってる箇所のそんなのと、彼女の白い背に散って乱れる黒髪を見詰めながら、デスクに倒して小夜子を背後から抱く。