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あなたが愛してくれたら【R18】

第2章 4月5日 高階家


怜治と呼ばれた男がその幼げな女の顔をぼんやりと見詰める。
そういえば、紀佳ってさっき寝た女と同い歳だ。

あの女の下の名前は……そうだ。



「怜治、ボーッとそんな所に突っ立ってるんじゃない」


直後、背後に現れた壮年の男の声に怜治が我に返る。


「お帰りなさい。 あなた」


父親に窘められそれでも尚、怜治は花がほころぶように一気に艷めく紀佳の表情から目を離せなかった。



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