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先生の秘事

第6章 昼休み


「草津今日食事行かないか」

冨岡先生からお誘いがあった

「今日はちょっと」

私は不死川先生と付き合うようになってから異性の方のお誘いを断っていた

残念そうにする冨岡先生

「最近...いつも忙しいようだが」
「そ、そうですね」

不死川先生との仲は内密だった

「俺は...避けられているのか?」
「そ、そんなことありません!」

悲しそうな顔の冨岡先生に申し訳なくなる

「なら、今度の休みの日に出かけないか」
「っ、予定があります」
「そうか」

本当に申し訳なくて悲しく去っていく背中を見つめた

「はぁ...」

辛い!
言えないことがこんなにも辛いとは思わなかった

私は今夜不死川先生の家に行く

「こんばんわー」

不死川先生よりも先に家に来ていた私は玄弥くんと話しながら料理をする

「ただいまぁ」

不死川先生が帰ってきた

「おかえりなさい」
「兄貴おかえり」

私たちは仲良く出迎える

「なんか...ムカつくなぁ」
「は?」
「なんでよ」

私と玄弥くんは顔を見合わせる

「おまえら仲良過ぎだろぉ」
「なんだよ兄貴ヤキモチかよ」
「!」

不死川先生は玄弥くんにゲンコツを落とす

「いってぇー!」
「実弥!そんなことしちゃだめ!」

私が怒ると不死川先生も黙って洗面所へと向かった

「大丈夫?」
「うん」

半泣きの玄弥くんの頭を撫でてやった

後ろから来た不死川先生に腕を掴まれ部屋に連れ込まれる

「え、まだご飯が...」
「いいんだよ!」

激しく閉まる扉
玄弥くんを残して私たちは先生の部屋に入った

「んぅっ」

激しいキスをされる

「っ、おまえ玄弥に甘すぎるんだよ」
「なに?ヤキモチ?」
「そうさせてんのはゆきのだろぉがぁ」

首を強く噛まれる

「っあッ」
「声聞こえるぞ」
「んぅん〜」

顔を離して不死川先生は額にキスを落とす

「もぉ...つけたでしょ」

首に所有の証をつけられたのだ

「明日どうしよぉ」
「見せつけてやれよ」
「私たちが付き合ってるの内緒なんでしょ!?」
「そうだったなぁ」

それで私は悩んでるのに

そんな気も知らない不死川先生は独占欲が強かった

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