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先生の秘事

第4章 三限目


煉獄先生からの突然の告白に私も宇髄先生も固まっていた

煉獄先生は1人笑っている
酔った勢いというやつか
もしかしたら明日覚えていないかもしれない
そうだと信じて私は気にしないようにビールを流し込んだ


「草津!」

翌日滅多に保健室に来ない煉獄先生がやってきた

「昨日はすまなかった!」
「あ、いえ...」
「でもあの気持ちは本物だ!」
「え...」
「草津が誰を好いていようと俺の気持ちは変わらない!」

煉獄先生は保健室を出て行った
私は1人残される

「覚えてたんだ」

豪快な人だ
それが印象的だった

煉獄先生は答えを求めてるのではなく自分の気持ちを素直にぶつけたって感じ
私も...そうできるかなぁ  


数日後
放課後に私は思い切って不死川先生を食事に誘ってみることにした

校門前で彼が来るのを待つ

「あぁ?どうした草津」

不死川先生は私がここで待っていることに驚いていた

「不死川先生待ってました」

こんなドキドキして校門で待つなんて学生の時以来だ

「俺をぉ?」
「この後...お食事なんてどうですか?」
「まぁ...いいけどよぉ」

心の中でガッツポーズ

「よかったぁ」
「そんなことで待ってたのかよぉ」
「だってまた噂でもなったら困りますよね?」
「ここも変わらねぇだろぉ」

それもそうだなと思ったがやってしまったので仕方がない

「なにか食べたい物でもありますか?」
「そうだなぁ...寿司でも食いに行くかぁ」
「行きつけでもあるんですか?」
「まぁな」

どうやら不死川先生の行きつけに連れて行ってくれるらしい
嬉しい

私たちは電車に乗り学校から離れた街まで出た







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