第13章 襲撃そして
私は隠の人に手伝ってもらって不死川さんの元に行く
「さ、実弥さん」
意識を失った不死川さん
私は何度も呼びかける
私も意識が飛びそうだ
「さ、ね..み、さ...」
バタリと倒れてしまった
その後のことは覚えていない
意識を失っていたから
ーーー
ーー
ー
目を覚ますと心配そうに見つめる不死川さん
「みずきっ!」
「こ、こは...」
「蝶屋敷だ」
「しのぶは...みんな、は...」
「... ...」
不死川さんは何も言わない
「生き残った柱は俺と冨岡だけだ。...玄弥も死んだ...」
嘘よ...
玄弥くんが
しのぶが...
「しのぶ...っ」
私は泣いた
涙が枯れるまで泣き続けた
その間ずっとそばにいてくれた不死川さん
落ち着いてから玄弥くんの最期を聞いた
不死川さんも、泣いていた
「みんなの分まで、生きよぉ」
「あぁ」
皆んなが残してくれた命を大切に生きよう
私たちはそう誓った