第12章 弟
その夜 私が寝ていると誰かが入ってくる気配で目が覚めた
「実弥、さん?」
「起こしちまったか...」
不死川邸で泊まり稽古の間私は客間で休ませてもらっていた
突然不死川さんに抱きしめられる
「みずきっ」
激しい口付け
息をするのを忘れてしまう
「っんぅ」
苦しくなり彼の胸を叩くとゆっくり離れる
「ど、したのっ?」
「抱きてぇ」
そう言って不死川さんに押し倒される
不死川さんの手は浴衣の隙間から私の脚を撫でる
ぞくぞくしてしがみつくと首を甘く噛まれた
「ゃあッッ」
「嫌じゃねぇだろ」
そう言って秘部を擦り始める
「ここ、もうこんな濡れそぼってやがるぜぇ」
「ちょっ、待ってぇ」
「待てねぇ」
強引に指を差し込まれる
「ぁあンッ」
「あんま声出すなよ。他のやつに聞こえちまう」
隣の道場では隊士達が眠っている
私は口を両手で塞ぐ
「いい子だぁ」
不死川さんはくにくにと関節を曲げて私のいい所を探す
その度に跳ねる身体
声を押し殺すと目に涙が浮かぶ
「なんつぅ顔してんだよ」
不死川さんの笑みが廊下の光から薄らと見えた
指を中で曲げながら親指で突起をくりくりと潰されると我慢できない感覚に襲われる
「んんんぅぅンンッッ」
「イッたか」
へたりと力が抜けて横たわっていると不死川さんのモノが私の達したばかりのソコへと押し当てる
ぐりぐりと押し当てられ私はむず痒くなる
「なんだぁ?何か言いてぇのか?」
にやりとする不死川さん
「ちゃんと言わねぇとわかんねぇぞぉ」
「いぢわるっ」
「おら、どうしてほしぃんだぁ?」
どうしても言わせたい不死川さん
むずむずする私を見下ろす顔は余裕がなかった
「ぃ、挿れてください...」
「いい子だぁ、ならご褒美やらねぇとなぁ」
ズンッと突かれると先程の感覚が蘇る
「ゃあぁぁッ」
「おら声聞こえちまうぜぇ」
不死川さんの唇によって私の口が塞がれる
「んッンぅんっ」
「俺はっ今日、余裕がねぇ...っからよぉ」
そう言って激しく突かれる
額の汗が光る
辛そうな表情を浮かべる不死川さん