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月夜の欠片

第10章 ※湯けむり旅情


動かしてしまいそうになる体を抑えて暫く経ち、杏寿郎の太腿に温かく柔らかな感覚がもたらされた。

モノを全てナカへと飲み込んだの体が触れたのだ。

「少し……待って。奥に当たって……すぐ気を遣って……しまいそう」

太腿に触れる体やナカは小刻みに痙攣し、理性をギリギリ保っていた杏寿郎の脳を朦朧とさせる。
それに加え自分の上で悶えるの姿はタガを外させる寸前まで来てしまった。

(このままか?!……を愛でることで……いやいや、それでは俺が先に動いてしまう自信しかないぞ!だが……)

「構わない。君が動けるまで待っている……そろそろ俺の理性が弾け飛びそうなので……ふぅ、弾け飛んでも許してくれると有難い」

どうやら待つことにしたようだ。
そんな杏寿郎の優しさを無碍に出来るはずのないは小さく息を零し、どうにかこうにか顔を上げて杏寿郎に微笑みかけた。

その笑みに笑顔で返そうとしたと同時に、先ほどまで緩やかに与えられていた快楽が強く与えられ、粘着質な水音との声が杏寿郎の鼓膜を刺激した。

それに驚きの体に視線を映すと、控えめな動きではあるものの抽出を繰り返していた。
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