第3章 ラブ・エモーション【沖矢昴】*
「…!?」
昴さんが私の身体に舌を這わせながら、
脇腹、へそ、腰、太もも…徐々に下がっていく。
ショーツに手をかけ、あっという間に脱がすと
濡れた秘部があらわになり、空気に触れて少し冷えた。
全身に力が入り、足も腕もぎゅっと閉じる。
が、そんなことをしても無駄だと言わんばかりに、
昴さんは私の膝に手を置くと、ゆっくりと開いた。
私の素肌越しに見る昴さんは、
顔が少し紅潮し、肩が大きくゆっくりと上下に揺れている。
ふーっ、ふーっと聞こえる息遣いに
昴さんも私と同じように高ぶっているのだと思うと、
子宮がきゅっと疼くのが分かった。
「ん、ん……」
ぬるぬると昴さんの指が秘部にこすりつけられる。
溢れてとまらない甘い蜜は、お尻をつたってソファーを汚した。
「あっ、あっ…!……す…すば…る、さ……」
「どうされました?」
わざとすました顔をして、私の方を向いた。
眼鏡の奥にはあの優し気な彼はいない。
今にもとびかかってきそうな、男の顔だった。
「ん、んぅ……!ぁぁ、……っ」
「挿れて欲しい?」
昴さんの腕を掴んで、こくこくと首を縦に振る。
にゅる、と1本の指が私の蜜壺にゆっくりと割って入った。
「……っ!!あっ…あ、、」
「っは、少々キツイですね…」
昴さんの長い中指が、私の良いところを探してナカで動く。
そのたびに、くちゅくちゅと卑猥な音が耳に届いてきた。
「あぁっ…!……ん、ん!」
昴さんがある場所で指を曲げて、トントンと肉壁を擦ると
嬌声と共に頭が一瞬真っ白になる。
「ここ、ですね…」
ニヤリと口の端をかすかに上げると、昴さんの手が激しく動く。
一番良いところを擦りあげられる度、蜜がじゅぷじゅぷと溢れ
快楽の火花が飛び散る。
「あ……!!すばる、さ…ん!!」
「イきそうですか…?」
「ん、!んん!!……も、だめ……ッあぁぁ、!!」