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【名探偵コナン夢】 フルーツサンド 【短編集】

第2章 このまま【世良真純】




「はぁーダメ。長文読解が一番苦手だよ…」


「こういう問題は長文を全部読む必要は無いんだぞ」


「…え?そうなの??」



目を丸くするルナを見て、問題の解き方から教えることにした。



「まずは問題文を先に読むんだ。そこに選択肢があったらそれも読む。

そうすればどんな内容の英文が書かれているのかだいたい予想がつくし、

問題文に関係なさそうな英文は読み飛ばせるだろ?」


「確かに!真純ちゃん、すごい!!」



少しアドバイスをしただけで

ルナのシャーペンを走らせるスピードが確実に速くなった。

なんだ、ちゃんとできるじゃないか。


真剣な表情のルナにドキッとした。

いつも天使のような君の笑顔ばかりみているから。

瞬きするたびに君の長いまつげに目が行く。

鼻筋の通ったきれいな形の鼻、

頬にはニキビ一つないなめらかな肌、

リップクリームを塗ったのだろうか、わずかに艶めく唇は瑞々しい。





「…ま、真純…ちゃん?」




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