第2章 プロローグ
ヒース「俺は特に用事もありませんし、構いませんよ」
シノ「ヒースも行くなら俺も行く。ファウストも行くのか?」
晶「はい、ネロとフィガロも着いてきてくれるみたいです」
レノ「ファウスト様が行くなら……俺も……ついて行きます」
ミチル「むぅ、フィガロ先生とレノさんだけずるいです!ボクもついて行きたいです!」
ルチル「そうですね、賢者様が良いとおっしゃるなら私達もついて行きたいです」
晶「わかりました!じゃあ行くのは東と南の魔法使いの皆さんで大丈夫ですね。細かいことについては決まり次第お伝えしますね」
そう言うと晶は北の双子を留守を頼むために探すことにした
晶「スノウ〜、ホワイト〜居ますかー?」
スノウ「おや、賢者ちゃん。呼んだかの?」
ホワイト「我に何か用かの?」
晶が北の双子の名前を呼ぶと急に背後から声をかけられたため振り向いた。
最年長で数千年生きているようには見えない幼い少年の見た目
2人とも黒髪に金色の目でよく似ているが髪型が少し丸っぽいのがスノウ、ストレートなのがホワイト
晶「実は、急な依頼で明日の朝に東の国に行くことになりまして。その間魔法舎をお願いできないかと。」
スノウ「依頼?これまた急じゃのう……まぁ良い、どうせ暇じゃからの」
そう言ってスノウとホワイトは顔を見合わせてホホホと笑う
ホワイト「これ程急にということは、緊急の案件なのじゃろう?」
晶「えぇ、スノウとホワイトはミエーレ村という所を知っていますか?東の国の魔法使い達でも知らなかった見たいなんですけど、フィガロ曰くチレッタさんのご友人の魔女さんの村らしいんです」
スノウ「ほう、チレッタの友か。ミエーレ村、ミエーレ村……うーむ」
ホワイト「何やら聞いたことがあるような気がするんじゃがのう……どこでじゃったか」
スノウ「忘れちゃった!」
スノウとホワイトはてへぺろといった様子で可愛らしく笑った
ホワイト「役に立てなくてすまんのう。ほれ、お詫びにお守りをかけてやろう」
スノホワ「「ノスコムニア」」
2人が同時に呪文を唱えると晶の身体が一瞬光った
晶「ありがとうございます!では、留守の間お願いしますね」