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ムーンストーン

第4章 魔女



フィガロがベッドから降り近くにあった椅子を持ってきて座るとファウストも先程のフィガロ同様軽く前を寛げてセレーネの股の間に割り込んだ


ファ「性急に進めて悪いが、挿れるぞ。これで最後だからもう少し耐えるんだ」


セレーネがこくりと頷くと良い子だと軽く頭を撫でた

ファウストは既に硬く張りつめていたモノを手で支えると入口に添え、一息ついてゆっくりとナカに押し進めていった


ファ「っは、動くぞ……」


ファウストはそう言うと段々と速度をはやめながら抜き差しした
ナカの絡み付くようなうねりにファウストが眉をひそめて熱い息を吐くと2人の様子を見ていたフィガロがクスッと笑った


ファ「何がおかしいんだ……っ」


フィ「いや?早漏って言ったこと気にしてる?」


ファ「気にしてない、そもそも僕は……ん?」


ファウストは体に起きた異変に気付き律動を止めた


フィ「ファウストも気づいた?この子と繋がってると魔力が増えてるみたいなんだ。終わったあとも魔力は減らないみたい」


ファ「この子が魔法を使った気配はしなかったし、妙だな……」


フィ「今のところ分かることは少なそうだし、続きはこの子に話を聞いてからにしようか」


ファ「わかってる……っ」


律動を再開したファウストは唇を噛み締め中の締めつけに耐えていた


ファ「そろそろっ、出すぞ」


そう言うと腰を奥深くに突き上げビュクビュクと精液の魔力を注ぎ込んだ


ファ「っは……よし、セレーネ大丈夫か?答えなくてもいいから聞きなさい。今君の体の中には君のを含めて4つの魔力がある。それらを全て均一になるように練り上げるんだ、それが出来たらあとは足首にある枷にその魔力を注ぐだけだ」


ファウストは股の間から身体を退かすと身を清めベッドのそばに立ってセレーネの様子を見ていた


一方セレーネは身体の中に感じる量も濃度もバラバラの魔力を何とか練り上げ足首に流し込んでいた
ある一定の魔力を流し込むと足枷の中の魔力がたっぷりになる感覚がした


ファ「もう大丈夫だ。あとは僕に任せなさい」


ファ「サティルクナード・ムルクリード」


枷をじっと見つめたあとファウストがそう呪文を唱えると美しい枷は悲鳴のような音を上げて崩れた




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