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恋の花2

第10章 番外編 恋の花、恋の花2その後


伊達政宗と祝言を終えて、奥州に戻って来てその日の夜は優実姫は夕餉を食べた後に、湯浴びをしていた。

体を洗ってる途中でふと手を、私は止めた。

『こんなに細かく洗う必要性はあるの?』

何回も同じ所を洗っていた、今日は自室で寝るの?

多分そうだろう、片倉小十郎様が根回しするだろう。

別に期待なんてしていない、痛いと町娘の茶屋の子に聞いたことがある。

それを聞いたのは小田原城の城下の、茶屋の結婚をしてる娘から聞かされた。

「何変なこと考えてるのよ! お風呂入ろう」

湯船に浸かって、上がり着物に着替えて脱衣所を出ると小十郎様が戸の横の柱に寄りかかっていた。

私は小十郎様に笑顔で話しかける。

「こんばんわ小十郎様」

「奥方様こんばんわ」

何だかその呼び名慣れない、伊達軍の足軽さんには皆が私は『あねご』って言われる。

ここに居る理由を聞くことにした。

「どうして小十郎様はここに居るのですか?」

「政宗様には執務を、真面目にしてもらうために部屋は別々で寝てもらうために監視をするのです」

どうして監視なんかするの?

「何故監視などが必要なのですか?」

私と小十郎様は、廊下を歩きながら話す。

「はい、必要性は、大いにあります。 政宗様はきっと執務を放り出して奥方様と、過ごされるのを阻止するのです」

執務をしないと確かに、奥州の主として駄目なのね。

でも政宗様はとても頭が良い方、執務は要領良さそうだけど。

「執務直ぐに終わりそうね政宗様は」

小十郎様は首を、左右に振り言う。

「政宗様は直ぐに執務室から、逃げ出しますから仕事が進まないのです」

天下を取りたいと言っていたが、実際に取ったらますます仕事が増えそうだけど大丈夫かな。

「私政宗様の様子見てきます」

後ろで小十郎様が引き留める声が、したが私は無視をして執務室へと向かい戸をそっと開けた。

政宗様は机に向かって、ひたすら筆を走らせていた。

真面目に仕事してる姿は、とてもかっこ良くて見惚れてしまうすると政宗様は私の方を見ないで言う。

「優実覗いてないで中に入って来ていいぞ」

「はい」

私は中にはいると、手紙とが散乱してて踏まないように政宗様に近づいた。
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