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恋の花2

第9章 ストック


小十郎視点

優実姫は何を思ったんだ? 女心は俺には理解が出来ない。

政宗様は理解が出来るから選んだのか?

氏政「片倉殿?」

名前を呼ばれて考え込んでいた、ことに気が付く俺は話しの続きをした。

小十郎「明々後日には、優実姫の誕生日だろう政宗様と優実姫には知らせていない、俺達が内緒で祝言を二人に挙げさせようなどと」

氏政は俺を感心したかのように、見て言った。

氏政「名演技じゃったわい、しかし明々後日までワシ隠せるじゃろうか」

いやそこは黙ってもらわねぇと、計画の意味が無い政宗様を騙すのは俺も気がひけるが。

とりあえずは氏政に準備の様子を聞かないと。

小十郎「準備はどうだ?」

氏政「準備はもう祝言を挙げられるぞ」

じゃあ大丈夫だな、俺は立ち上がり氏政にお礼を言う。

小十郎「北条殿政宗様に優実姫をくださってありがとうございます」

氏政「いいじゃよ優実が幸せだければいい」
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