第7章 冬を乗り越える為に
鍔迫り合いになり、政宗様は松永さんを睨み言う。
政宗「てめぇにくれてやれるのは、竜の爪の跡のみだ」
松永「今更竜の爪など興味も無いのだよ」
すると後ろから声がして、見てみると真田幸村さんとその忍びだった。
真田「政宗殿一人で松永殿を倒すのは無茶かと」
政宗様は松永さんと距離を離す、すると私は後ろから忍びに連れ去れて意識を失う。
失う時に政宗様の声がした。
政宗「待ってろ必ず助ける」
私が目が覚めた先は先ほど松永さんと、来た祝言をやる場所で一人だと不安になる。
出口の扉を開けようとしても、引いても押しても開かない。
それを繰り返してどれくらいたったのだろうか? 力尽きてその場にへたり込む。
泣きそうになり懐から手ぬぐいに包まれた、棒と初めて貰った政宗様の手紙を抱きしめて寝る。
夢を見た幸せな夢昔おじちゃんと城下で、団子を食べてそれをお土産は団子にして両親にあげたこと。
優しい両親の顔で私は目がさめた思わず口に出す。
優美「政宗様、小十郎様と一緒に奥州の城下を案内してほしかったです」
???「そんなのいくらだって案内してやるぜ」
見上げると政宗様が私の視線に合わせて、しゃがんでいた。
私は立ち上がり政宗様も立ち上がり言う。
政宗「教会か初めて見るが綺麗な場所だな」
優美「あの松永さんと言う人は?」
政宗様は私の頭の上に手を置き言う。