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恋の花2

第6章 恋の花の蕾は膨らんで


伊達政宗視点

次の日

俺は毛利領に入り、兵士に毛利元就に会わせてくれないかと聞こうと思ったら風来坊が先に行ってしまった。

小次郎「風来坊!」

政宗「行っちまたな、大将に会わせてくれないか?」

兵士は俺達を睨み言う。

兵士「元就様に何用だ?」

俺が話そうと思ったら、毛利が風来坊と一緒に来た。

仲間だったのか? 俺は六層を抜く準備にはいると風来坊が慌てた様子で言った。

慶次「待ちなよ優実ちゃんは、牢獄に居たって」

何? それは確かなのか?

政宗「それは本当なのか毛利」

毛利は頷き答える。

毛利「本当の話だ、今朝牢獄を巡回していた我が兵が見つけた奪ってなどいない」

言い訳にしては笑えないジョークだぜ。

政宗「笑えないジョークだな」

毛利「冗談ではない、今朝本当にいた」

すると毛利の兵が指を指して言った。

兵「毛利様あれを」

指を指した方向は、海側で小船で何かを人が運んでいた。

風来坊は目を細めて言った。

慶次「ありゃ優実ちゃんと忍びだ」

毛利の方向に目をやると、面白そうな目つきで言った。

毛利「あの方向は長曾我部軍の方角だな」

俺が向かおうとすると、小十郎が止めて言った。

小十郎「海を渡るには危険です」

慶次がなにやら考え込んでいた。

政宗「何考えてるんだ?」

慶次「いや元親はいい奴なんだけど、毛利最初知らないって言って果し合いをしたんだすると兵士が来て、知らせてくれたんだ」

毛利「牢獄など滅多に巡回しない」

毛利は自分の城へと戻っていき、俺達はこの海をどうやって渡るか考えていた。
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