第3章 恋の種を土に植えて
私は足軽の話に耳を澄ませた話しかける時を失ったから。
足軽一「昨日は筆頭と優実姫が手を握って、立たせた時にさまるで華麗な恋人同士に見えたぜ」
足軽二「優実姫は綺麗で可愛いからだろう」
足軽一「いやいや筆頭もかっこいいだろう!」
足軽二「小十郎様と優実姫だったら」
足軽一「想像できないよな」
私は急ぐために会話をしていた、足軽さんの前を通ると驚く顔して挨拶をしてきた。
足軽一「おはようございます」
優実「おはようございます」
私は足軽さんに頭を下げて炊事場へと行った、何時ものように朝餉を作っていると味噌汁を作っていた小十郎様が言った。
小十郎「優実姫今夜俺の笛の音を披露しよう」
優実「ありがとうございます」
今夜が楽しみだなぁこんな会話をしていると今が戦乱だと忘れてしまいそうだ。
今戦乱に苦しむ民を思うと気が俯いてしまう。
小十郎「気が俯くと料理丁寧に作れないぞ」
優実「すいません、戦に苦しむ民がいると思うと」
小十郎「戦がなくなる世になる為に俺達が戦ってる」
私は朝餉を作り大広間で食べて何時ものように、小十郎様の畑仕事を見学していると町娘が私に話しかけてきた。
町娘「小十郎様の何時も畑仕事を見学してるけど気があるのかしら?」
優実「気がある?」
どうゆうこと? まったく分からない私はただ手伝いだけだ気があるとは何?
町娘「やだー! 男の人としてどうなの?」
男の人として? 親切な人だと思うが。