第3章 恋の種を土に植えて
私は朝餉を食べて小十郎様にお願いして畑仕事を見学させてもらい何時ものように、民の茶の手伝いをして皆で飲む。
後ろでは政宗様が剣の稽古をしてた小十郎様がお茶を誘ったが断って稽古をしていた、やっぱり昨日の事覚えてるのかなじゃあ意識はあったのかな? わたしが湯のみを見つめてうつむいて考えてると頭に手を乗せられ、横を見ると小十郎様が手を私の頭に乗せていた。
小十郎「気がまぎれないか? そうだよな俺の畑仕事を見てるだけじゃ」
優実「そんなことありません! 私はただ考え事をしてましておじいちゃんの返事を何て、書こうかと思いまして」
小十郎「そのまま思ったことを書けばいい」
小十郎様は湯のみを民に返して畑仕事をした私は夕方まで見学して夕餉を部屋で食べて、廊下に置いて庭に下りた。
今日は満月で明るい私は懐に入れていた扇子を取り出し舞を踊った気を紛らわす為と、腕が鈍りそうだからお気に入りの舞を踊る小さい頃に始めて覚えた舞だ。