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この身は君しか愛せない【ONE PIECE】

第1章 本編


「イッカクさんは安眠できてないの?」
「違うよ、キャプテンにあげるためのグッズを選んでるの」

雑誌を数ページめくりながら聞けば、トラファルガーくんの誕生日が近く、皆でプレゼントを選んでいるようだ。イッカクさんと安眠グッズは結び付かなかったが、彼ならば納得。彼の年齢であの隈を作っていては、この先が少し不安になってくる。

「ちゃん、キャプテンと趣味一緒」
「"先生"でしょ。一緒って、この"Bepo Style"の事?」
「そう。キャプテンもそこのルームウェアお気に入りで揃えてんの」
「へぇ…」

女性向けのブランドというわけではなくユニセックスなデザインの"Bepo Style"。しかしモコモコとした柔らかな印象のあるこれを愛用しているとは、なかなかに外見イメージと内面はイコールではないらしい。意外な共通点に、勝手に親近感を抱いてしまった。

「それならこのブランドでいいものがあるよ」

携帯を操作した後イッカクさんに画面を向ける。自分も使っていてとても気に入ったもので、このブランドが好きならば是非、と紹介した。
皆で検討するよとお礼を受けながら、遠くでペンギンくん達と座る彼を見る。よくよく見れば彼の小物は結構かわいいものが多い。
というかこのブランドのもの。
あんな文具のラインナップあったんだと彼の持ち物で始めて知り、少し羨ましく思ったのは内緒だ。




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