第2章 第1章 主人公side
『僕稚魚じゃないもん…』
ジェイド「一体何をそんなに気にしているんですか?」
『別に拗ねてないし、気にもしてない…!』
フロイド「もしかしてぇ、自分だけ話に入れないのやだぁみたいな?」
アズール「おや、そんなことですか。益々稚魚ですねぇ」
ジェイド「ふふ、ノアさんにも稚魚らしいときがあったんですねぇ」
何だかんだで話が進められ、反論も面倒くさくなってしまった
『……ご飯終わったら皆でお菓子食べよ』
ガサガサと貰ってきたお菓子をカバンから出す
フロイド「うっわ、すげぇ」
ジェイド「おや、美味しそうですね」
アズール「一体何処で貰ったんですか」
『カリムと、けーくんと、リーちゃんから!』
フロイド「ラッコちゃんとぉ」
ジェイド「ケイトさんですね」
アズール「リーちゃんとは一体…カリムさんとケイトさんと共通点があるとしたら…」
フロイド「もしかしてぇ、メンダコちゃん?」
ジェイド「カリムさんとケイトさんは同じ軽音部ですね」
アズール「となると…あぁ、リリアさんですか」
『うん!たくさん貰ったんだぁ』
フロイド「オレぇ、たこ焼き飽きたからシャチちゃんのお菓子食べる~」
タルトやクッキー、揚げ饅頭を適当に取るフロイド
ジェイド「僕も、食事が一段落ついたらいただきます」
アズール「僕は結構です、先に失礼します」
ジェイド「今日の売上確認は良いのですか?」
アズール「ジェイドとフロイドはノアさんと居てください、確認は一人でできます」
フロイド「おっけぇ~」
ジェイド「分かりました」
『あ、あずーりゅさん待って!…これ、どうぞ』
コロコロと小さなキャンディとクッキーが5枚ほど入った袋を渡す
アズール「いえ、あの…僕は…」
『大変なお仕事には、甘いのが大事って聞いたの…持ってってくれると、うれしい…』
フロイド「だってぇ、アズールぅ」
ジェイド「どうするんですか、アズール?」
アズール「お前たち、うるさいです。有り難くいただきましょう、引き続き楽しんでくださいね」
袋を持ち、颯爽と部屋を出ていく姿はとてもかっこよかった