• テキストサイズ

相澤消太と色んなシチュエーション

第5章 快感の籠


【相澤消太side】


「…特別補講ですか?」



夕方、生徒がいなくなった学校で校長に呼び出された。




「そう、君のクラスの日向さんね」


「どうして彼女だけなんですか?、特別補講なんて他の生徒との平等に欠くと思いますが」


「まあまあ、話を聞いて」




うちのクラスの日向は、二年生からヒーロー科に入った編入生だ。



個性は“魅惑”



目を合わせた者の思考を低下させ、自分の優位に事を運ぶことができる。
…他者からの好感度を最大まで引き上げる事ができるのだ。




「相澤君は彼女の個性についてどれくらい知ってるのかな?」


「個性についてですか?」



真剣な顔で校長が俺に問いかける。



「生徒のデータにある通りですよ、個性の特性と解除条件…個性の使い方くらいですかね」



そう言うと校長は頷いて、「そうだよね」と含みのある相槌を打った。



「特別補講っていうのは名目だけさ。実は彼女ね、メンテナンスが必要な個性なんだよ」


「メンテナンス?」


「簡単に言ってしまえば定期的に性行為をする必要があるんだ。」


「………はい?」



予期しなかった言葉に校長の顔をじっと見つめる。


いたって真面目な顔をしていた。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp