第5章 ホンモノ登場の緊張感
『はあああああああああ?』
待て、まて、マテ、マテ。
あの五条悟?グッドルッキングガイ・グレートティーチャー・セイトオモイナナイスガイ・ジュジュツカイサイキョウノオトコのゴジョウサトル???
「ん?そんな見つめないでよ照れるじゃん。あ、僕のイケメンさに驚いちゃったかな?僕ってグッドルッキングガイだからね☆」
『………もしかしてしけい…?』
大混乱の最中やっと出てきた言葉はそんなものだった。いやだって、五条悟を目の前にしてまさか本当にいるなんて思わないじゃん。だから一応ね、これで死刑ってなったら考え直すけどさ、うん、多分夢だから。流石に2連続で死ぬ夢はないっしょ。うん。だから落ち着け。
「あれ?僕の予想では記憶ないと思ってたんだけどある感じ?ま、話が少なくて良いってことだね、
ーー幣白城 由香、君の秘匿死刑が決まったよ。」
えっ、本当に死刑?
もしかして現実?
なんて思ったがいやいやいや、しではくじょう、だっけか。そんな名字じゃないし。なんか雰囲気格好良さげで厨二心くすぐるけど全然違うよ!?
多分あれだ、大好きすぎて五条悟に殺されたいと心のどこかで思っちゃってそれが夢に現れたとかだ!
じゃないとこんな名字あり得ない。
闇に葬った筈のノリで作った創作キャラと同じ名字なんて。