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【呪術廻戦】溺愛君主は甘やかしたい

第7章 灯火


「真白、出る、出すよ」
「んんっ、ん、来て……ッあ」
「くっ……」



奥に自身を突き立て、最後の1滴まで注ぐように腰を揺らす。



「気持ち良かった……」
「ん。私も気持ち良かったです……手ごめんね。爪ちょっと刺さっちゃった」
「このぐらいなんてことないよ。真白身体は大丈夫?」
「大丈夫じゃないかなぁ、脚にあんまり力入らない」
「ごめんごめん。今日はもうシないように我慢するから」



クシャクシャと雑に撫でられる髪が心地良い。
身体がフワフワして瞼が重い。
とても眠たい。



「さとるー……」
「ん?」
「しゅき」
「ふふ、しゅきか。
僕も真白のことしゅきだよ、おやすみ」
「んー……おやすみ、さとる」



この強い眠気には抗えなくてあっさり意識を手放した。
隣に悟が居てくれるのが凄く幸せだ。





*****




「んん……あさ……」



予めセットしてあったスマホのアラームが鳴り響く。
昨日寝たのは明け方だったかな。
まだ眠たくて仕方ない。
隣を見ればまだスヤスヤと穏やかな寝息を立てて寝ている悟の姿があった。
悟の寝顔見るのちょっと新鮮。
いつも私が寝るまで起きててくれるし、なんだかんだ多忙な人だから朝ベッドに居ないことも多い。



「幸せだなぁ……」



セットされていない柔らかな髪を撫で、シャワーを浴びにいく。
悟の髪は一見硬そうに見えるけど、実は目隠しのせいで逆立っているだけ。
目隠しさえしていなければ本来のサラサラな髪がある。




「もう行くの?」



シャワーと身支度を終える頃、奥から悟の掠れた声が聞こえた。
起こしてしまったか。
出来ればこのまま起こさず行くつもりだったのに。
まだ眠そうに大きく欠伸をしながら起きて来た悟。
昨日はそのまま寝てしまったので……当然のことながら全裸だ。



「うん、ちょっと早いけど先に着いてようと思って」
「七海と合同調査だっけ?」
「そう。前回の人魚の仮想怨霊の件が好評だったらしくて」
「ふーん。ま、真白なら心配ないと思うけど気をつけてね」
「うん、ありがとう」



思っていたよりも早く、また七海と仕事をする機会があったな。
前回の失態を挽回しなくちゃ。
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