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【呪術廻戦】溺愛君主は甘やかしたい

第11章 毎日は身体が持ちません


「以上が確認事項になります。相違点はありませんか?」
「真白可愛い……あとちょっと頑張れる?」
「五条さん?」
「聞こえてるよー、問題ナッシング」
「ありがとうございます。ではこれで提出致します。
あと1つ確認したいことがあって、これは辻咲さんに聞きたかったことなのですが……」
「うん、なに?真白は寝てるから僕に答えられることなら」
「呪詛師の……」



達したばかりで脱力していた身体に、急に与えられた刺激。
完全に油断していた。
流石にもう意地悪なことはして来ないだろうと。



「っ、うそ……あぁっ、やぁっ」
「こぉら、真白声出しちゃダメでしょ。まだ伊地知居るんだから」
「しっ、失礼しました!すぐ帰ります!明日また確認しに来ます!ごめんなさい!」



バタバタと慌てた足音が遠のいていく。
伊地知くんが部屋の前から去って行く音だ。



「悟のバカ!伊地知くんが居るのに!」
「ごめんごめん、真白が可愛過ぎて我慢出来なかった。
でもダメじゃん、声出しちゃ。
真白の可愛い声伊地知に聞かれちゃったじゃん。誰にも聞かせたくないのに」
「ご、ごめんなさい……でも悟が急に動くから」
「お仕置ね。僕まだイッてないから付き合ってくれるよね?」
「へ?えーっと、明日も仕事が……」
「えー、まさか自分だけイッて終わりとか言わないよねー?ね?奥サン」





*****




その後、1回だけでは終わる筈もなく。
悟が満足して寝入る頃には朝日が昇り始めていた。
病み上がりで無理しないようにと言っていたのは、誰だっただろうか。
眠くてボーッとする目を擦りながら穏やかな寝息を立てる悟を見れば、首筋にクッキリと浮かぶ歯型。
私の噛み跡。
少し強く噛み過ぎたのか薄らと血が滲んでしまっている。
申し訳ないとは思うものの、少しの満足感が胸に残る。



「……おやすみ」



その噛み跡を撫でると、悟に抱きつき、目を瞑った。
始業まであと少し。
眠れる時に眠らなければ身体が持たない。








END
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