第8章 くどく【グリルビー&バガパン】
【グリルビー】
グリルビーはグラスをふいている。
PLAYERはグリルビーをくどいた。
グリルビーのてのうごきがとまった。
「なんだいなんだい?
ずいぶんたのしそうなはなし
してるじゃないか」
グリルビーズのじょうれんが、
いすをよせてきた。
PLAYERはグリルビーをくどいた。
じょうれんがはやしたてる。
「ひゅーひゅー」
「じょうねつてきだね~。
グリルビー、つきあってあげなよ」
「うらやましい・・・」
「オイラなんか、まいにち
つりいとたらして、おんなのこがつれるの
まってるのに!!」
グリルビーはまごついている。
PLAYERはグリルビーをくどいた。
PLAYERはグリルビーをくどいた。
グリルビーはてのひらをまえにだして、
ストップサインをだした。
てれているようだ。
メガネがゆげでくもっている。
グリルビーはしゃがんで、
カウンターにかくれた。
・・・?
カウンターのうらで、ゴソゴソしている。
なにしてるのだろう?
PLAYERがくびをかしげていると、
グリルビーがたちあがった。
カウンターのうえにそっと、
メモをすべらせる。
『こちら、わたしのれんらくさきです』
達筆だ。
グリルビーは、ちょくせつ
おはなしするのがはずかしいようだ。