第7章 くどく【アルフィー】
「あ、あなたのことは
きらいじゃないよ。むしろ」
「すきっていうか・・・」
「でででもっ、それは
ともだちとしてっ、だから」
アルフィーはどもっている。
うつむきかげんに、
PLAYERをチラチラみている。
「ごめんなさい!」
「あなたのかんがえていることが
りかいできないわ・・・」
「アンダインのこと、
おうえんしてくれたのに・・・
あのとき、すごくうれしかったのに、
はげましのことばはウソだったの?」
アルフィーがかなしんでいる。
PLAYERはまえのはつげんを
てっかいした。
アルフィーはあんしんしたようだ。
「よ、よかった」
「もう!
やっぱりからかってただけなんだね!
わたしジョークとかわかんないんだから、
か、かんべんしてよっ」
ぺしぺしっとあたまをたたかれた。
アルフィーからじょうだんっぽく
たたかれたのは、はじめてだ。
PLAYERとアルフィーは
いぜんよりもたしかに、なかよくなっている。
PLAYERはアルフィーから
きらわれなかったことに、あんしんした。
そして、
アルフィーにはアンダインがいるのに
くどいたことに、
ソウルからしゃざいした。