第6章 くどく【アンダイン】
PLAYERはパピルスのいえを
おとずれた。
うざいイヌのむれが、ソファのまわりに
くっついている。
ごうかいなイビキがきこえる。
イビキにあわせて、
イヌたちが、こまかくふるえている。
PLAYERはソファをのぞきこんだ。
アンダインがねている。
どうする?
『おそう』というコマンドもある。
しかし、PLAYERはおそろしくなって
やめた。
PLAYERはむきだしになったおヘソを
ゆびでグリグリした。
アンダインがうなされている。
やがて、アンダインはいきおいよく
とびおきた。
「・・・キサマ、なにをしている?」
アンダインのあたまのうえで
かみがふんかしている。
ひどいねグセだ。
PLAYERは、ねグセをみつめながら、
アンダインをくどいた。
「は?
きゅうになにをいいだすんだ」
アンダインはしろいめでみている。
アンダインをくどいても、
こうかはないようだ・・・。