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Sweet Finder

第1章 Sweet Finder


次の日から毎日外出した。
とりあえず朝の通学時間帯に、駅で桃乃ちゃんを待った。お友達2人とやって来た。別に電車を使ってる訳では無いらしい。
あんまり緊張しちゃって、思わず顔を背けてしまった。コミュ障にも程があるぞ自分。
下校時間までにデジカメを買った。この僕がネット通販じゃなく店頭で物を買ってるんだからすごい事だ。
すぐさま学校に走ったら、グラウンドで体育をしていた。これは写真に無かったシチュエーションだぞと、早速カメラでその姿を収めた。
カメラのファインダー越しだと、不思議と彼女と正面を切って向かい合えた。



部活、下校、寄り道、塾、帰宅。あれもこれも写真に収めた。
家に帰ってすぐさま印刷。とりあえずA4で20枚は軽く超えた。ちょっとしたアルバムだ。
「画質がなぁ・・・。」
データもメディアも安物だとこれが限界か。でも彼女はこんなに安っぽい存在じゃない。

一眼レフ・・・は高いし、技術習得に時間がかかるだろうな。
とりあえず専門店で印刷してみるか。また外出しなくちゃな。
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