第15章 恋から愛に変わる時に…・前編(宗さに)※R18裏
「ただいま戻りました
お小夜…太閤、江雪兄さん
以前話してました、僕の妻(婚約者)ですよ」
『えっ…その、まだ籍入れてないですよね??』
「…そんな恥ずかしがらなくてもいいじゃないですか、会社じゃあるまいし…」
『あの…小夜くん 太閤くん 江雪さん
初めまして、如月香澄といいます』
「あっ!! 宗三っちが帰って来なくなって小夜っちが寂しがってたのは香澄っちの所に行ってたからか!」
『やっぱり寂しかったんですよね…?
小夜くんごめんなさい…』
「今日は泊まっていきますか?
宗三兄さまの髪の毛乾かしたいです…」
「いつも小夜っちと一緒に江雪っちの髪の毛を二人で乾かしてるもんね」
『えっえっ、でもそんな急に言われても
泊まる準備とかしてきてないですよ…』
「そんな事もあろうかと僕が用意しときましたけどね、貴方が使いそうな物を一式揃ってますよ…泊まって行ったらどうですか??」
(絶対こうなるって想定してたよね…??)
『じゃあ、お言葉に甘えて…』
「宗三…彼(長谷部)が探してましたよ」
「はあ…仕方ないですね
それじゃあそっちに向かうしかないので、またあとでお小夜…太閤…江雪兄さん」
宗三は香澄を連れて歩みを進めると3つの建物が見えて、1つの建物の中に入ると玄関口に通されて…廊下を歩いてすぐ一つ目の扉を開けて中に入ると、テーブルと椅子が並んでいる…。
扉が開いてた音に…廊下に面した方じゃない壁の扉が開いて…一人の青年が顔出す。
「どこで油売ってるんだ?
俺に仕事を押し付けて…」
「これだから帰りたくないんですよね…」
『初めまして、如月香澄です
お仕事の邪魔をしてしまってすみません…』
「長谷部と申します、以後お見知りおきを…」
「少しお茶が飲みたいですね…」
「分かった、準備してくる…
終わったら仕事するぞ…」
「分かりましたよ」