• テキストサイズ

木洩れ日の休息・短編集【刀剣乱舞/R18】

第15章 恋から愛に変わる時に…・前編(宗さに)※R18裏


***

そして約束の週末が近づくと…出掛ける前にバタバタするのが嫌なので前日に準備をしていると「この服を明日着て欲しいんですが…」宗三から服を手渡された。
黒いフレアースカート、白いVネックセーター、シンプルだけどあたし好みのデザインに当日身につけてみると身体にフイットして着心地も申し分ない。
アクセサリーはダイヤカットを施したピンクとパープルの二粒のカラーストーンと一粒のパールが揺れるスウィングバーピアスを身に付ける。

身支度を整えて二人でマンションを出ると…駅の方角ではなく来客用のコインパーキングに向かおうとする宗三。

「じゃあ行きますか、今日は車で…」

『へっ?そうなの??』

「駅からだと迎え(車)を呼ばないと駄目なので車の方が楽なんですよ」

『でも誰が運転するの??』

「僕がですけど…」

『宗三…運転するの!?』

「しますよ、仕事が煮詰まった時に気分転換も出来るんです」

『なるほど…じゃあ運転お願いね』

香澄が助手席に座ると宗三は慣れた手つきで車のキーを差し込むとエンジンをかけてアクセルを踏み車を出発させる。

「飲み物…自販機で買っておきましたよ」

『ありがとう、宗三』

お互いに忙しくて遊園地以来のお出かけでBGMをかけながら知っている歌が流れてきて香澄は思わず口ずさむと宗三もそれに釣られて歌うとドライブを楽しく過ごす。
高速道路を使い…大体1時間ぐらいだろうか…周り一面が人気がない山林に囲まれていく。

「着きましたよ」

『ここが…宗三の家??でかくない…』

「そうですか??
ここは別邸みたいなものなんですけどね…」

左文字の敷地内に入るとガレージに車を止めて、庭園を通り抜けようとする宗三と香澄に3人の姿が歩み寄ってきた。

「宗三兄さま、おかえりなさい」

「宗三っちだぁ~おかえり」

「その方はどなたでしょうか…?」
/ 301ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp