第15章 恋から愛に変わる時に…・前編(宗さに)※R18裏
あたしと宗三はまだ夫婦になって居ない、なんでかって言うと…名字が如月から左文字になると会社に居られなくなるというか居づらくなる…。
「僕の会社で働けばいいじゃないですか??」と宗三に問われたけど…いきなり過ぎるでしょ?
順序ってものがあるよね…?
「じゃあ夫婦になれない代わりに愛妻弁当を作ってくれますか?」って言われたから、ただ家事と仕事の両立はしんどいだろうって提案で月曜日と火曜日に週2回が晩ご飯とお弁当を作る事が始まった。
ただ気になった事があって、宗三はずっとあたしのマンションに来ていて弟さん達が寂しがってるんじゃないかと…心配になった週1回ぐらい泊まって来たらどうかなと言ってみたら…少し嬉しそうなでもどこか嫌そうな…複雑そうな表情になったからそれ以上は言わないようにして居たんだけど…。
「じゃあ一度、僕のところへ来てみて下さいよ」
『えっ??行ってもいいの??』
「客人が居れば(長谷部が)煩くないかもしれないですし…」
『じゃあお邪魔させてもらおうかな…弟さんは何か好きなお菓子とかあるかな??』
「和菓子が好きみたいですよ…」
『だったらあそこのお店で買って来よう…いつ行くの??』
「そうですね、じゃあ週末に行きますか」
『分かった、準備しとくね』
「さて、寝ますか??」
『うん、…ひっやぁ……んっ…』
「はあ…今日も駄目ですか??」
『明日も大事な仕事…任されてるからダメなの…』
寝る前のキスの行為が嫌な訳じゃなくて…その…初めて抱かれてからあとは舌まで入れられてる…宗三のしたいという合図…口内をピチャッと響かせて…あたしの身体は反応してしまうが…宗三の胸にトントンと軽く叩いて止めて欲しいという合図…したくない訳じゃない…けど激しすぎて困る…身体動けなくなって…だから断るんだけど…。
最近大きな仕事を任されてるからごめんね…宗三。