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木洩れ日の休息・短編集【刀剣乱舞/R18】

第14章 互いに欲しかったもの…(宗さに)※R18裏


「ありがとうございます、弟にされるより心地良かったです

…それより、貴方の身体も冷えてますよね??
お風呂入って来たらどうですか?」

『でも…一人で退屈じゃないですか??』

「僕は大丈夫ですよ…行って来て下さい」

『じゃあお言葉に甘えますね…
お菓子とお茶飲んでゆっくりしててもらえますか?』

「はいはい、ちゃんと温まって来て下さいね…
貴方の事だから言いますけど、僕に気を使って早く出て来たら…許さないですよ?」

『分かりました…行ってきます』

香澄はそう言うとタンスから着替えやタオルを一式を取り出して、バスルームに向かう。

あたしの事、よく見てるな…
好きって本当なのかな…
このあと抱かれたりするの…?

何かされると思ったら、いつも以上に長風呂してしまっていた。

お風呂から出るとそこに宗三の姿は無く、自分のベッドを見ると膨らみがあり宗三が寝ているのだと…。
変な期待をしてた自分に恥ずかしさが増してくる。
香澄は気が緩んだのか雨の音が気持ち良くてウトウトとしてくる…寝ちゃ駄目だと分かってるが、夢の中へ…。


胸のポケットに入れていたスマートフォンのバイブ音に起こされた。
見慣れない天井に驚いて身体を起こすと、そこにはテーブルで突っ伏してる香澄の姿がある。

「こんなところで寝てたら風邪引きますよ…」

『ムニュ……そう…ざっ…』

スヤスヤと寝息をたてる香澄の姿にそーっと抱上げてベッドへ寝かせる…。

触れたい…
無防備すぎる貴方を
見ていると…少しだけ…

香澄の唇に触れてキスをする…。
寝込みに襲うとか僕もこんな感情があるんですね…。

スマートフォンの電源オフにして、香澄が寝るベッドの隣りに寄り添いながら目を閉じて…もう一度眠りにつく。

『うっ……んっ』

「起きて下さい…朝ですよ」

『ふへぁ!? なっ、なん、何で…?』

「二人で寝落ちしてしまったんですよ、僕はもう行かないと…」

『あの、いつも寝てないんですか??』

「どうして、そう思うんですか??」

『気持ち良さそうに寝てたので…』

「夢を見るんですよ…いい夢じゃなくて
しかも毎晩…貴方さえ良かったら一緒に居させて貰いたいんですけどね」

『それは……あたしが関係あるんですか?』
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