第12章 ○○しないと出れない部屋(鳴さに)※R18裏
『やめちゃ ヤダぁ… きもちいいから…』
「……!?」
香澄の言葉は身体が証明し、鳴狐の指をキュウッと締め付けて…温かいうるみが絡み付いていく。
『……ンッ、…はあ…なき ぎつねさん、 これいじょう…されると もうッ』
その言葉を聞いた鳴狐は指を抜き舐めとると…自身の硬直した牡の部分を下着から出し…香澄の濡れてる割れくちに恐る恐るあてがって、浅いところで打ち擦ると…小突起が刺激され敏感に反応を示す…。
「……(痛い思いはさせたくない、深くしなくてもいいかな…?)」
『…もっと ふかい…ところ… きて… 』
「……もう抑えない」
一層固くなった牡の猛りを香澄の膣口へ目指し、深く腰を沈めると…ぢゅぷりと音を立てた後、互いの身体に先ほどとは比べ物にならない快楽を与える。
『あーっ…あ あっ、 ンッ、 おく… すごくきもちィ… なきぎつねさんも きもちいいっ?』
「……いい…(呼んであげたい…名前)」
『わたしは…"香澄" よんで くれるの? なきぎつね…』
「……香澄、いい名前…(…好きだって言えたら楽なのに、顕現してくれた主を置いてはいけない)」
『なきぎつね、 わたしのことは わすれていいよ…
いまだけ、でいいの おねがい…イカせて…?』
「……香澄、ごめん…(これが最初で最後、狡くて…最低だ)」
(…謝らないで、なきぎつね…好きだよ、私も…会えないと分かってても…この身体に覚えさせて…)
『あっ なきぎつねッ… はっ ふぁ あ…あぁーッ…あ…あっ はあっ…ひやああ…っ ィッ クッ…!!』
「 …香澄、ありがとう」
クチュクチュと鳴り響く音に…艶かしい摩擦は…何度も何度も互いの身体を確かめ合い…激しさを増して…その時は終わりを告げるかのように…血の混ざった蜜液と欲液が溢れて流れ落ちる…。
両者の瞳から流れ落ちる一筋の涙に…今は気がつく事はない…。
***
―数日後
「どうしたんだ?大将??」
『薬研…あのね、もし…私が
他本丸の刀剣男士に恋をしたらどうします??』
「ずいぶん質問が具体的な…でもそいつは簡単なことだな。
それで大将が元気になるんだったら俺は…構わないが」