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木洩れ日の休息・短編集【刀剣乱舞/R18】

第27章 ○○しないと出れない部屋(後家さに)※R18裏


それは香澄と麗香に向かって離すつもりはない宣言の公開告白に近いもので…

『…でも…そんなすぐ二人っきりになれる場所ないよね、みんな居るし…』

「……みんなが来れない場所を貰えてるとしても??」

『もしかして……///』

そう言うと先ほど長義から貰った鍵を見せると…ハッとした香澄は後家の考えてる事が分かってしまい…。

顔を赤らめると…その香澄の姿を誰にも見せない角度に後家は立ち位置を変えて…マントに広げ視界を遮ると…香澄にしか聞こえない声で囁くように…。

「香澄の感じてる表情や声も…誰にも見せたくないし…聞かれたくないからね…それぐらいボクは嫉妬深いんだよ…覚悟しておいて」

『………兼光のエッチ…』

「……ごっちんだけ抜け駆けズルい」

「じゃあ交互に使う??絶対に邪魔しないのが条件だけど」

「……それ、採用」

『ごっちんさんも姫鶴さんも二人で先走りすぎ!!
私達の気持ちは…』

「「聞かなくても分かるし…?」」

『「……!?」』

後家と姫鶴の声は綺麗に揃っていて、そんな4人のやり取りを見ながら…

「おい…あんた達…俺らの事忘れてるだろ…??」

山姥切の一言でハッと現実に引き戻されると…石化が解かれた刀剣男士達の視線が注目されてる事になったのは言うまでもない…。


父であり審神者である和臣が与えた本丸は…子である姉妹に引き継がれた…一時はその姉妹の絆もどうなるかと心配して居たがその心配はなそうだ…
今こそ新たな門出を歩み出す…この本丸に幸あらん事を願おう…。

***

(後家side)香澄に出会うまでにあったお話

初めて目が覚めた時は、刀の姿のままで意識だけで…外でやり取りされてる映像が流れるだけだった。

人の姿が見えた…おつうと見覚えのない女の子が立っていた。
その事に気がついたのがおつうがシーッと指を唇にあてていた、女の子はその仕草には気づかないままで。

ボクはこのまま何もしない方が良いと考えて…そのまま意識がないフリをする…。

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