第27章 ○○しないと出れない部屋(後家さに)※R18裏
「後家兼光…勾玉をこっちに貰おうか…」
「それなんだけど…条件付きじゃダメかな??」
「……??条件にもよるが…」
二人にしか聞こえないぐらいのボリュームで会話をしてるので聞こえないが…。
「そんな難しい条件じゃないと思うけどな…この勾玉いらない??」
「……はぁ、分かった、条件をのむが…審神者の業務に支障が出たら取り上げるからな?」
長義は嫌そうな顔をしながらそう言って何処かの鍵を後家に渡すと…。
「薬研藤四郎……どうするか、決まったか??」
「俺は……時の政府に行こうと思ってる、同じ刀剣男士が二人居るのもおかしくなるだろ??
俺の方が来て…日は浅いし…
大将、五虎退、ごっちんさん、楽しかったぜ」
『えっ…??聞いてないよ…薬研くん』
「心配すると思ってたからな…そんな落ち込むなって…」
『ありがとう…治療手伝ってくれて…薬研くんのおかげだよ』
ギュッと薬研の手を握って…悲しそうな表情をする香澄に苦笑いを浮かべる薬研。
「大将、あんまり他の刀剣男士と仲良くすると…ごっちんの旦那が拗ねるぜ??」
『……!?そんな事ないよ…ってなんでごっちんさんの事知ってるの……私…誰にも言ってないのに…///』
「………??大将には見えてないのか」
『みんなには私の何かが見えてるの??』
「それは俺の口からはなんとも言えないな…」
『ここまで言ったのに教えてくれないのはズルくない…??』
「ごっちんさんに聞いてくれよ…じゃあ俺は行ってくるぜ」
『たまにはこっちに来れないのかな…?』
「こればっかりは政府がどんなに忙しいか…長義の補助役だからな」
「たまに様子を見に来れるようにしよう…その時には薬研藤四郎も連れて来れるように上に掛け合ってみる…」
『ありがとう…じゃあまたね…長義さん、薬研くん』
長義が玉を翳すと光が溢れ出すと…その場から長義と薬研の姿は居なくなっていて…。