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木洩れ日の休息・短編集【刀剣乱舞/R18】

第27章 ○○しないと出れない部屋(後家さに)※R18裏


「あたしは姫鶴のことが大事には変わらないから…身に付けるよ…
香澄姉さんとも一緒に居れるなんて幸せだよ…」

「俺も…麗香から離れるつもりはないけど…」

互いの気持ちが思わぬ形で分かった事が嬉しかったのか…ほんわりした雰囲気が流れる中で香澄が麗香に問いかける。

『石化を解くにはどうしたらいいの?麗香』

「額に付いてるお札を剥がしたら大丈夫だけど数が多いから…」

「僕…山姥切さんが心配です…」

『五虎ちゃん…そうだね
じゃあ山姥切さんから先に石化解こうか…』

その場に居る全員で石化されてる刀剣男士の部屋に向かい…。

山姥切国広の額の御札を外すと…石化で動けなかった身体が解放された。

「俺は…やっと解けたのか…」

「やっとお目覚めかな…偽者くん」

「……なんだ、居たのか」

「どこの本丸より人使いが荒い偽者くんを一目でも見ておこうかと思ってね…」

「すまなかった…でも助かった…」

「………君は本当に偽者くんか??
俺が今まで見てきた偽者くんと違う気が…」

『でも二人のおかげで助かった事は事実は変わらないので、長義さん…山姥切さん…ありがとう…』

長義はまさか山姥切にお礼を言われると思っていなくて驚いていたが、そんなやり取りをみていた香澄が二人の間に入りやんわりとした笑みを浮かべて声をかけた。

「……あんたのその態度…もう少し危機感を持った方がいいと思うぞ…?」

「……政府として当然の事をしたまでだ…好かれやすい自覚がないみたいだから…彼の方が苦労しそうだ…」

『へっ??……えっ??あの…どういう事…彼って……??』

「五虎退に先を越されたが…修行に行きたい…あんた達を守るには五虎退以外にも強い方がいいだろ??」

『それは分かったけど…みんなの御札を剥がしてから行ってもらう感じになるかも…』

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