• テキストサイズ

木洩れ日の休息・短編集【刀剣乱舞/R18】

第24章 ふたつの恋のシグナル・中編(宗さに・薬さに)R18


「着替え終わりましたら僕達を待たずに居間へ戻ってていいですよ…」

『分かったー』

服を着替えて居間に戻ろうとしたがマッサージチェアを見つけた香澄は『少しだけ座りたい』と言い出しそれを阻止出来ない須美佳は見守る事にしたが…。
女性陣より早く湯船から出た男性陣と脱衣場を後にしたところでばったり出会してしまった。

結局一緒に居間に戻る事になったが、もう晩御飯の時間でテーブルには[献立:シチュー・フランスパン・シーザーサラダ・オニオンスープ]が並べられて、すぐ着席して食事を始めようとすると須美佳が妙な事を口にする。

「香澄ちゃん、あのね…シチューってご飯で食べない??」

『えっ!?初耳なんだけど、あたしはやった事ないかな…
左文字先生はある??』

「僕は聞いた事はありますし…やってる人を知ってるのであまり深く考えてなかったんですけど…薬研はどう思いますか??」

「俺??あんまり考えた事なかったけど……秦先輩がやってるんだったら興味があるな」

「こんな事もあろうかと彼がパン以外にもご飯を持ってきたのは正解でしたね…二人でやってみたらどうですか??」

「そうだな、秦先輩やろうか」

「……えっ、薬研くん…無理しなくても…」

そう言うと二人分のシチューの食器を持って行き、深めのお皿にご飯を端に盛りつけるとその片方の空いたスペースに器に入ってたシチューを上手くよそっていく。

『須美佳ちゃんの食べ方が可愛い』

「……へっ??」

お子様が食べるようにご飯とシチューを混ぜて食べてる姿をみて漏れた一言に須美佳はみるみると顔を赤く染める…。

「あんまり人の食べ方を見るもんじゃないですよ…食べにくくなるじゃないですか…好きに食べていいんですよ」

「…………はい、分かりました」

「俺もやってみて大丈夫か??」

「あっ…いいですよ…
昔からのクセで…味が均等になって美味しいんですよ、薬研くんさえ良かったら…」

「確かにこっちの方がうまいな…」


/ 301ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp