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木洩れ日の休息・短編集【刀剣乱舞/R18】

第20章 恋から愛に変わる時に…・後編(宗さに)※R18裏


「……何でお前にここが分かったんだ、誰にも見られてないはず…」

「出会ったのは貴方よりも遅かったかもしれませんが…僕と彼女の繋がりは貴方以上深いですし、彼女の身体から髪の毛まで僕のものなんで渡しません、絶対に…こんな風にした貴方を許しませんよ…」

「……!?オレが先に見つけたんだよ、彼女を振り向かせたくて、少し薬入れたぐらいで何が悪い!?」

「……彼女が今の貴方の醜態をみてどう思うんでしょうか…?
あまり言いたくないんですが、彼女は身に付けて居るんですよ?小型のボイスレコーダーとカメラを…今の貴方の声と行動が映っていないといいんですが…」

「……!?ただの金持ちのクソ野郎が!!」

「僕はもう行きます、長谷部…
彼を証拠が残らない程度で気が済むまでやっていいですよ…得意でしょう…?」

「……俺を誰だと思ってるんだ、任せておけ」

壇と長谷部をその場に残して、壇が予約していたタクシーに香澄と宗三は乗り込んだ。

「行きしなとお客さん違う気がするんですが…??」

「諸事情がありまして変わりました。
あのここまで最短ルートで行ってもらえませんか??
お金は幾らでも出しますし、高速を何度も使ってもらっても構いませんのでとりあえず急いでそこに行きたいです」

タクシーの目的地は宗三の家で、どんな薬を盛られたか分からない。
一番頼りになる医者は身近に一人薬研の診察を早く受けさせたい…その気持ちでいっぱいいっぱいだった。
ぐっすりと宗三の肩を枕にして眠る香澄をなるべく起こさないように動かない。

***

予め薬研にメールをしていた宗三。
タクシーが家の前に着くと薬研が駆け寄って来て香澄を診察室へと運ぶ。
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