第20章 恋から愛に変わる時に…・後編(宗さに)※R18裏
「あの…お兄さん提案があるのですか」
「……俺はアンタにお兄さんと言われる筋合いはない…」
「そう仰らずに僕の話を聞いて下さい、ここではお兄さんと香澄さんの負担が大きすぎます…僕も年が離れた弟が居ます、世話も多少慣れてますのでお力になれますよ
あとお兄さんもお仕事があるので休みが取れない分は香澄さん一人での負担になりますよね…?」
「……一理あるな…でも拓斗、美久、未奈…パパが居ないと寂しいよな??」
「「「香澄おねえちゃんがいたら、パパいなくてもだいじょうぶ!!」」」
「……寂しすぎ…俺は…パパは…いらんのか…」
部屋の片隅で落ち込む拓三を気にしつつも話を進めて行く宗三。
「じゃあ準備して僕の家に行きますか
香澄は持って行く荷物まとめといて貰えます??
長谷部に連絡してきますね」
『でも宗三…迷惑じゃないの??仕事忙しそうだし…』
「そんな事気にしてたんですか??
迷惑じゃないですよ…お小夜達が居た方が貴方の負担は楽になりますよ」
拓三は仕事場と藍の居る病院へ通う為、香澄のマンションをあとにする。
長谷部が乗って来た車はレンタカーに変わっていてチャイルドシートが3つセットしてあり、長谷部の運転する車で宗三の家に向かう。
***
香澄は未奈を宗三は美久を抱き上げて、長谷部は拓斗の手を握りゆっくりと歩き玄関に向かうと…出迎えに来てくれた小夜、太閤、江雪の姿が。
「おかえりなさい…宗三兄さま、その子達はだれですか??」
「こんなおとなしく抱っこして事は……まさか…香澄っちと宗三っちの子供!?」
「……そう言われると似ていますよね…香澄さんに目元とか…私にも内緒で……」
『えっえっ!?あの、これは違いますよ…あたしのお兄ちゃんの子供です!!ご挨拶できるかな??』
「みな3ちゃい」「みく3ちゅー」
「たくと7さい」