第2章 葛藤
音が、響く。
やだ。
やだ、これ。
こんなの、やだ。
「………や…っ」
ぐい、って。
右足が蓮の腕に掛けられて、足が開く。
閉じられない足の間を。
蓮の舌が追い込んでいく。
右手が自由になってもすでにもう抵抗とかする気力さえもなくて。
しがみつくように蓮の頭に右手を置いた。
「ふ、ん、んん………ッッ」
「目も閉じんな」
「………っ」
「ちゃんと、認めろよ」
や、だ。
指………っ
挿入……って、く……っ
「こんなに濡らして。気持ちいいってちゃんと認めろよ」
指をなかへと入れながら。
今度は舌は胸を責めたて追い込んでいく。
「ぅ、んんぅ、ふぅ……ッッ」
声が漏れないように左手に力を目一杯入れて、思い切り首を振る。
やだ。
やだやだやだ。
こんなの無理。
立ってられない。
「こんなに吸い付いて離さねーのに。何が違うってんだよ」
ぐり、って。
蓮の指先が思い切り奥を抉り。
「━━━━━━ふぅんんん━━━ッッ!!」
頭を電流が、走る。
仰け反った反動で突き出た胸の先端へと歯を立てて。
吸い付いて。
休みない刺激に足の力が、抜け落ちる。
そのままズルズルと倒れ込んだあたしの後ろから。
今度は蓮自身が、あたしを貫いた。
「━━━━━━ッッ!!」
と同時に。
授業終了の、チャイム。
廊下が一気に、騒がしくなった。
「ますます声出せないな」
「れん……っ」
「頑張って耐えろよ」
青ざめるあたしを心底楽しそうに笑いながら。
蓮は思い切り腰を打ち付けて。
右手だけが後ろに回されたまま、唇をきつく噛み締めた。