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【呪術廻戦】伏黒 *R18 自慰遭遇 本番なし

第1章 1





「……っは、はぁ、何するの」



「俺だったらこんなことされてもいいってことか?」



「は、はぁ…?そ、そういう訳じゃ」




「じゃあなんで……あんな……。やっぱりお前、そういうやつだったってことかよ。」




「違うよ!こんなことするの初めてだったし…。」



まずい、このままだとさらなる誤解を招いてしまう。
でもどうして私、嫌じゃなかったんだろう。



「っ……。そうだったのか…。」

「…………。」


依然、伏黒の腕の中。
とても気まずい。


「……き……だ。」


「え?」


「だから…、好きだ……。」



伏黒は真っ直ぐ私の目を見ていう。

またすぐ触れ合ってしまいそうな距離で、どきどきする。



「えっ…。」


「すまない、もう待てない…。」



そう言い残し、唇を貪る。



「っはぁ、俺の事、想ってないなら……すぐに俺を殴って出ていけ……。」



キスの合間に漏れる吐息に混じった声。




くちゅくちゅ、と水音が、静かな部屋に響き渡っていやらしい気分になってくる。



でも彼にならこのまま流されてもいい、そんなふうに思ってしまった。



やっぱりこの気持ちは、




「……いい…のか……。」




気がついたら、自分から首に手を回していた。




「うん……。私も…すき……。」



「……っ、そうか。よかった……。」




すると伏黒は腕を解き、私から離れた。



「続き、しなくていいの?」



「あぁ。今日はその言葉が聞けただけで充分だ。明日は早い。任務に支障をきたしたら…。」



「そ、そうだよね。」



「それに……。初めて……は大事にしたいからな。」



目を逸らしながら、照れくさそうにボソッと話す。




「ありがと……。」




今日はそのまま部屋を後にした。





でも今度、彼の部屋に行く時は、そういう事なんだと思うと鼓動が速くなる。





今夜はぐっすり眠れそうにはない。






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