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狼の友達[レザー]

第1章 狩りと料理とお昼寝と



明日は久々の休みなので何をしようかな、友達と買い物に行くのもありだな、そんななんでもない事を考えながら終わらせて彼の待つリビングへと向かう


「くぅ……くぅ…………」


そこには疲れて寝てしまったのか身体を丸めて寝ているレザーの姿があった


「レザー?そんなところで寝てたら風邪引くよー?」


声をかけながら頬をぺちぺちと叩いてみたが起きる気配はない


「しょうがない、布団を持ってきてやるか」


そう呟きながら立ち上がろうとした時


「うぅん………」

「起きた?ちょっとここだと寒いからせめてソファとか行こう?」

「…ん…こっち、きて………」

「ん?……ってわぁ!?」


びっくりした、いきなり手を引っ張られて抱きしめられている状態だ、さては寝ぼけてるな?


「ねぇちょっと、レザー?」

「…すぅ……すぅ……………」


ダメだ…起きる気配がない…
手をほどこうと思っても一応男女の力の差もあるしビクともしない
彼と密着しているせいで彼の体温が伝わってくる


「優しくて頼もしい温もり…」


そうは言っても逃げられないんじゃどうしようもない
隣で気持ちよさそうに寝られると私もつい眠たくなってしまう
こうなったら仕方ない…


「まだやりたいことあったんだけどな…まぁいいや、おやすみ、レザー」


私はレザーに抱きしめられながら一緒に眠りについた
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