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御伽噺の真似事〜冷眠姫〜

第3章 コメット【コイワズライ】*百合



僕が強引にに抱きついちゃったから、ベッドの上に押し倒そうとしてるような体制になっちゃった。自分で言うのもなんだけど…ここまで予想してなかった。今更だけど、僕の顔、めっちゃ熱くなってる。

「あ、あのっ……違うの。嫌いってわけじゃなくて…


私も、コメットのこと…好きだよ」

え…それって、本当!?
の顔も、僕と同じようにポッポって熱くなってるように見えた。白い肌が赤くなってて…まさに恋する乙女のそれって感じ。
本当のはずだ…だって嘘の感じしなかったもん。だけどにわかには信じられなくて…

「ほ、ほんとに?…ほんとのほんとか!?」

「うん…!コメットなら…私が嘘ついてないのわかるでしょ?」

「その僕が言いたいのは…トモダチとしての好きじゃないんだよ…?
こ、恋人としてのそういうアレであって…」

そうだ。は女の子なんだ…女の僕を恋愛対象として、好きになってくれるかどうか…そうでなきゃ意味が無いんだ。友達止まりの関係じゃ、僕は嫌なんだ。

クスリと優しく微笑むとは


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