第6章 ^^^
「誰だったかなー、あの人」
「お姉ちゃんどうしたの?」
「んー・・・、ちょっとわかんないことがあってね」
元太に呟くと
ココアを持ってきてくれたママが
「何?わかんない事って」と聞いてきた
「今日ね、人と会ったんだけど・・・・・・」
「人?」
「うん、名前が中村有沙って言う人で・・・・・・ママ知ってる?」
「えっ!?有ちゃん!?」
有・・・・・・ちゃん
あっ!
思い出した
「有ちゃんってママの親友の!」
「そうよ・・・・・・ことり、有ちゃんと会ったの?」
「会った、駅前のCDショップで」
ママは「そう・・・・・・有ちゃんこっちに戻ってきてたのね」と言った
そっか
有沙さん確か、オーストラリアに行ってたんだっけ?
彼氏の事を追って・・・・・・
「ただいまー」
「あ、パパだ」
元太が「おかえりー」とパパの元へと掛けていく
「ねぇママ、有沙さんの連絡先知らないの?」
「ん~・・・・・・オーストラリアの番号は知ってたけど
帰ってきてるんだったら知らないわ」
そっかー・・・・・・
残念
「どうしたんだ?何が知らないって?」
「あ、パパおかえり」
「おかえり勇気、あのね有ちゃんがこっちに戻ってきてるかもしれないの」
ママがパパにそういうと
パパも「えっ?」と驚きの声をあげた
「マジか?」
「ことりが会ったって言うの」
「ことり、ドコで会った?」
「え、駅前のCDショップ・・・・・・」
パパは「この当たりに戻ってきたのかな?」と呟いた
「有ちゃんだけかな?洸太もかしら」
「さぁな?」
パパとママに疑問を残させてしまった・・・・・・
有沙さん、今度会ったら
ママたちの事話してみよう
有沙さんだって、ママたちにきっと会いたいよね・・・・・・?