第6章 ＾＾＾

――――――そして3日後

「ことりたちの曲、CDショップに出たね～早速買わなきゃ」

樹里亜が嬉しそうに笑って
私に言う
私はと言うと
嬉しいような、ちょっと照れくさい笑みを浮かべて
樹里亜に「ありがとう」とお礼を言った

「早くTVにも出れるといいね、Mステとか」
「えーそんなのまだ無理だよぉ」

ケラケラと笑いながら話してると
バシッと頭をどつかれた

「翼っ」
「うかれてんじゃねーよ、この馬鹿」
「ばっ!?」

馬鹿ですって？

「あんたねー仮にも芸能人に向かって馬鹿とは何よ、馬鹿とは」
「だって馬鹿だろ、それに俺にとってはお前なんか芸能人でもなんでもねーんだよ」

悔しい～
いつか絶対見返してやるんだから！
翼なんか大嫌いだ

「翼のバカッ」
「ことりのアホッ」

ふんっ
もー知らないんだから

――――――――――――

あ、CDショップに本当に曲が出てる･･････
嬉しいな

「このCDの子？」
「え？」

誰、この人･･････

「やっぱり、似てると思ったあなたでしょ？これ歌ってるの」
「えぇ･･････はい」

誰だろう、この女の人
凄く綺麗･･････

「あの･･････どちら様ですか？」
「あっごめんなさいね、私中村有沙って言うの」

中村有沙･･････なんかどっかで聞いたことあるぞ･･････？
でも、思い出せないや

「有沙さん、私のCD買ってくれたんですか？」
「えぇ」

うわー嬉しい！

「ありがとうございます」
「どういたしまして、じゃあ頑張ってね」
「はい」

有沙さんはそういって
去っていった
CD買ってもらえた･･････嬉しいな
それにしても、誰だっけな
中村有沙さんって･･････

絶対どこかで聞いたことあるけど
思い出せないよ